2018年12月25日火曜日

今年最後のレッスンは、お正月モード



12月下旬ともなると、
お正月のような花材が入ってきます。
紅ぼけの枝は鋭角に曲がる枝がかっこいい。
以前は桜の枝と比べて「地味だし枝のカクカクしたところが嫌」と思っていたのに、
いまはそれが魅力に感じている自分が不思議です。

鳥の頭のようなストレチリア、
グロリオサは南国っぽいのに、
こうやって混ぜ活けをすると東洋的に見えてきますね。

最近、師匠から盗んだ技は
葉を割くこと。
面が広いと印象も強くなりますが、
割くことで多少のだらしなさも出て、印象も弱まるんです。



2018年7月19日木曜日

創作中は真剣そのもの。



今回の撮影では
出来上がった作品を撮影するだけでなく、
私自身の花との向き合い方も撮ってください!と
お願いしていました。

微笑みながらお花を手にする構図より、
真剣なまなざしのほうがいいと思ったんです。
“花活け師”ですしね。

そして上がってきた画像をみたら、
真剣すぎて…私の顔が怖いの(笑)。

というわけで、顔なしの画像で
創作中の雰囲気をお楽しみください。

憧れの古民家にて



後楽園からほど近い
大正古民家での撮影でした。
黒い壺は骨董ではありませんが、
背景の窓や文机に調和します。

染付の器は、それだけで素敵ですが、
どんな植物にも合わせやすいという意味では
こういった花器がひとつあると、
重宝します。

(photo by 金魚)



極彩色が涼やかさを醸す。



高層マンションの谷間に建つ古民家で、
作品の撮影を行ないました。
この場所で、お花のイベントをやりたいと半年前から思っていたので、
本当に嬉しいです。

これだけの大きさは久しぶり、達成感があります。
枝や葉が揺れる花材、青竹、極彩色の花々と
簾が“日本の夏”を感じさせます。

photo by Koji Miura(フォトきんぎょ)

2018年7月15日日曜日

アーティチョークを活ける



アーティチョーク。
食べたことがないわけではないけれど、
味を思い出せるほどには知らない野菜。

それが、花材料として花屋さんに並んでいるなんて。

ハリセンボンのような蕾から、
アザミのような紫の花が開いていきます。

美しい…というよりグロテスク。
巨大なモンステラや山ごぼうと合わせて
ちょっと怪し気な雰囲気を演出してみました。

2018年6月21日木曜日

あこがれの花かご



幼稚園生のころからかごが好きでした。
そのころ買ってもらった藤のバスケットは、いまも現役。
ギンガムチェックのワンピース+バスケットは、
少女らしくて、あこがれでした。

そして3年ほど前。
とある会社の華道部が廃部になり、
お道具をいただけるとの連絡が。

花器として、壺と花かごを持ち帰り。
とって、も重宝しています。

2018年5月24日木曜日

なんという、線の美しさ



ユリ、グロリオサ、松、柳(金色)。
すべての花材は線の美しさが際立ちます。


水のなかで存在感を露わにするグロリオサ、
上を向くユリの花、
なんて美しいのでしょう。

しかもこれ、1人が活けたのではなく5人の合作。
1人ずつ1本1本、ロシアンルーレットのように花材を挿して、
この形ができたんです。

そうは見えないでしょう。



2018年4月22日日曜日

さながら熱帯植物園


この作品をみていると
熱帯植物園を思い出します。
右のアレカヤシの葉と、
真ん中すくっと立つ赤いジンジャーがあるから。

花と枝とを活けるとき
鮮やかな色の花に目がいきがちですが、
中央の草花の密度より、
左右の枝に意識が向きます。





和のしつらえ



障子を背景に、漆塗りの一人膳。
ガラスの花器には椿の枝、そけいの枝、レースフラワー、グロリオサの葉。
大きな作品を活けた残りの材料でしたが、
新緑が美しくて捨てられず。

2018年2月16日金曜日

色で活ける



線が特徴的な植物をいくつか、
ガラス瓶に活けてみました。

このガラスは
焼酎が入っていた酒びん。
形が美しかったので、花器として再利用。

よくよく見たら
家具の茶と花のオレンジ、
植物の緑とベッドカバーのオリーブグリーン。
色のまとまりもあったのね。

この写真、お気に入りの1つで
ポストカードもつくりました。


2018年1月15日月曜日

スモークツリー



ここ数年は、
お花屋さんでもふつうに目にしますが、
ずいぶん前は、スモークツリーなんて珍しかったのです。
私が初めて見たのは、
師匠のところでのレッスンでした。

私の印象はスモークというより綿あめ。
時間が経つとしぼんでしまうところが、よく似てる。

グリーンのスモークツリーには緑の葉を、
赤っぽいスモークツリーには、紅葉を合わせました。